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世界有数のパワースポット お伊勢さん

世界有数のパワースポット お伊勢さん

5月吉日、久し振りに伊勢神宮にお参りに行きました。

伊勢神宮は神道の中心、日本いや世界有数のパワースポットです。

近鉄「伊勢市」駅で降りて、まず外宮(豊受大神宮)に向かいます。

駅から外宮までの参道には高い建物がなく、とてもスッキリした感じです。下の写真に「山田館」という古めかしい木造3階建ての旅館が写っています。昔はこういう感じの3階建の旅館が建ち並んでいましたが、この建物だけになってしまいました。

伊勢神宮の社殿(外宮及び内宮)には同じ広さの敷地が二つあります。20年に一度、隣に全く同じ社殿を造営して御神体を遷座する「式年遷宮」を1300年間繰り返しています。20年毎に神様を新しいお社に遷座するという事をやっているのは、世界でも伊勢神宮だけです。

「式年遷宮」のことは漠然と知っていましたが、木造建物の耐用年数のことなどを考えてみると、20年というのは かなり短い期間のような気がします。

現在の外宮
従前の敷地(古殿地)奥に小さな社が見える

今回は外宮の入り口付近にある「式年遷宮記念せんぐう館を見学しました(超お勧めです!) 式年遷宮では、社殿を新築するだけではなく、衣装や様々な宝物も全て新調されます。これらの「御装束神宝」は、古来から伝わる職人技によって制作されます。伝統的な技術を次の世代に伝えていく為に20年という期間が設定されているということなのですね。

新しい社殿と古い社殿(解体前)
御装束神宝の一部

外宮の敷地内で女性の方が盛んに写真を撮っている場所があったので、近づいてみたら石垣の中にハート型の石がありました。 下御井神社向かう坂の途中にありますので、探してみてください。

外宮でのお参りを終えて、内宮(皇大神宮)に向かいました。外宮と内宮は5kmほど離れていますが、バスが頻繁に運行されているので、アクセスは良好です。

五十鈴川にかかる日本人なら誰もが知っている宇治橋を渡ります。若干マイナーな外宮と異なり、内宮は参拝客が多く、インバウンドの外国人も結構来ていました。社殿と同様に、宇治橋も20年毎に架け替えが行われます。上流側に以前の橋げた(右側の写真)が残っていました。 神道は、アニミズム(自然崇拝)から発展した宗教であると言われています。伊勢神宮には、多くの建物(社殿、外宮等)がありますが、そこにある建物というよりは、社殿が存在する山全体と流れる川が崇める対象となっています。八百万の神という言い方があるように、気候が比較的穏やかで、豊かな自然のある日本ではそこら中に神様がいるイメージです。そして、その神様は乾燥地帯で生まれた一神教の神のように、人を裁いたり断罪したりするような様ではありません。内宮を訪れた人の心を捉えるのは、まず五十鈴川の美しい水の流れではないかと思います。

内宮の社殿(此処から内側は撮影禁止です)

内宮を訪れる人の大きなお目当ては、門前町であるおはらい町・おかげ横丁です。宇治橋から北側に続く約800mの参道に伝統的な日本家屋形態のお店が軒を連ねています。現在は、昭和初期を彷彿させるような木造建築が建ち並ぶ美しい街並みが形成されていますが、以前は建物形態はもっとバラバラな感じでした。当初は、伊勢市随一の高収益企業「赤福」が街並みを整備する資金拠出していましたが、こういう街並みが人を呼び寄せるということが明らかになってから、景観にマッチする木造建築が次々に建てられ、今の門前町になったようです。経済合理性(伝統的形態の街並みが整備される→来街者が増える+収益が上がる)から、きれいな街並みが形成された面白い例だと思います。

赤副本店 いつも行列です
ご当地スタバです

伊勢神宮には昔から「おみくじ」がありません。かつて伊勢参りは、一生に一度行けるかどうかの憧れの行事でした。あこがれの伊勢参りに来れたということは、すなわち大吉であることに間違いがないので、おみくじがないとのことです。江戸時代からの清らかな禊の場である五十鈴川御手洗場で川の流れを眺めているだけでも、心が浄化されるような気がします。近い将来、また訪れてみたいです。

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