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自由が丘デュア オーネ(目黒)に行って来ました!

自由が丘デュアオーネ(目黒)に行って来ました!

今年の夏は、人類始まって以来、最も暑い夏だったとか。10月も下旬となり、漸く涼しくなって来ましたが、日差しのキツさは弱まっていないような気がします。直射日光を浴びると肌がジリジリと焦げていくように感じるのは、私だけでしょうか…

そんな秋の日、10月20日(金)にオープンした自由が丘の新商業施設「自由が丘 デュアオーネ(JIYUGAOKA de aone)を見に行きました。

「ピーコックストア自由が丘店」跡地に建てられた「自由が丘デュアオーネ」全体図

まず、「自由が丘デュアオーネ」の立地について確認してみたいと思います。

当該地は、東急東横線・大井町線「自由が丘」駅の正面口を出て西に向かって徒歩約3分の距離にあります。というと駅近の印象を受けますが ① 低層住宅地に囲まれている自由が丘の商業地域の範囲は意外に狭い ② 当該地が西側で接面している学園通りはバス通りで歩道が狭く歩きにくい ③ 学園通りの東側境界から20m超は用途地域が第一種低層住居専用地域でお店が少ないことから、顧客の回遊性が低くこれまで余り人が来にくかったエリアです。デュアオーネは、前掲の全体図にあるように、3階に約1,000㎡の広さのあるウッドデッキの緑豊かなオープンスペースを有し、生活に直結したスーパー(ピーコック)をアンカーテナントとして、目的来店性の強い26の専門店が出店しており、これまでなかなか学園通りを超えにくかった人の流れを変えていく可能性があります。

デュアオーネの各階のテナントは下表の通りです。

26の専門店のうち、飲食店及び食品関連が13店舗と約半分を占め、Eコマースの進展に加え、洋服の低価格化等によって街全体で減少しているアパレルは4店舗、自由が丘で良く見られる雑貨店は1店舗、残りは物販及びサービス関係の店舗という構成です。

生活密着型のテナントであるスーパーマーケットは地下2階に置いて、賃料が最も高い 1階には、此処でしか買えないような高級食材等を扱う店舗を配置、高級かつ洗練された雰囲気を醸し出しています。

以下、幾つかのテナントについて簡単に紹介したいと思います。

1F カメラのキタムラ

学園通りとメイプル通りの交差点から見える非常に目立つ区画に入っています。写真手前の台に並んでいるのは、昔懐かしい銀塩フィルムと使い捨てカメラです。自由が丘にはアナログ写真の専門店「ポパイカメラ」がありますが、音楽配信が主流の時代、アナログのレコードが見直されているように、フィルム式のカメラにも結構需要があるということなのでしょうか。写真左側の Junk Cameraと表示されている棚には、中古のフィルム式のカメラが多数展示されています。奥の方には、100万円以上するライカが置いてあります。

勿論、デジカメのプリントもやっていますが、こういうマニアックテイストなお店を、最新の商業施設の一等地に出店するというのは興味深いです。(その昔、オリンパスのOM Systemでバリバリ写真を撮っていたので、前のめりになってしまいました。)

1F AKOMEYA TOKYO

オーガニックな自然由来の高級食材及び食器等を扱っているお店です。他では入手が困難な調味料等を扱っており、それを買う為に定期的に来店するようになるので、結構強いテナントだと思います。自由が丘の商業地域の中心部サンセットエリア地区では「食のライフスタイルショップ ・田の実」が盛業中ですが、アイテム数はこちらの方が多い印象です。

同じ階にあるワインショップ ENOTECA、B2階のピーコックストアと相乗効果が見込めるということなのでしょう。

1F GRANDIR

学園通りに面した区画に所在。農林水産省の統計によれば、京都市の一世帯当たりのパンの消費量及び金額は日本一との事です(東京都23区は第5位)GRANDIR は京都の老舗ベーカリーで都内で3店舗目になります。自由が丘には、ベーカリー及びスイーツのお店が100店舗あるそうです。よくそれだけのお店が併存できるものだと思いますが、ベーカリーに関しては、バケットやバターロールといった主食用パンで一旦生活の中に入り込めれば、他所で同じものを買うことができないので、安定的な収益を上げることが可能になると言われています。

B1F 積水ハウス SUMUFUMU Terrace

開放的な雰囲気の住まい作りのラウンジ(店舗)です。写真の左側にカウンターがあり、その右側はソファを配したゆったりとしたラウンジになっています。お客さんに余りプレッシャーを与えずに、土地探しからスタートして、自分の理想とする住まいの在り方を、店員の方と色々なお話をしながら固めていくというスタイルです。自由が丘に集まってく る世田谷区・目黒区・大田区の富裕層の方が対象となるようです。

2F  RISTRETTO & CROISSANT LABORATORIO

サンマルクカフェの新業態店です。店内オーブンで焼きたてのクロワッサンにトッピング等で付加価値を付けた高級志向で、チョコクロの3倍程度のPricingになっています。

3F  Terrace

3階はこの商業施設の最大の特徴である1,000㎡のWood Terrace が広がっています。         周辺に高い建物がなく清々しい感じの気持ちのよい空間です。自由が丘の中心商業地でこれだけの Free Space が提供されるというのは凄いことだと思います。只、当然対策を準備しているのでしょうが、建物がほぼ真西向きなので、昨今の異常気象の状況下、夏の午後は日差しが非常にきつくなるのではないかと少し気になりました。

4F  TOMAS自由が丘校2号館

最上階 のPenthouse には個別指導塾の TOMAS が入っています。du aoneの周辺(北側)は中学受験塾の最右翼 SAPIX の施設が軒を連ねており、登下校及び模試等の際には、生徒達が列をなして駅に向かい、専属の警備員が誘導する光景をよく目にします。進度の早いSAPIX の授業についていく為に、並行して個別指導塾に子供を通わせるというのが、中学受験の標準になっています。TOMAS のメインの校舎は、大井町線の線路を越えたところにありますが、こちらは子供が勉強している間に、親御さん達が買い物をしたり、テラスで情報交換しながら待つというスタイルになるのかなと思います。

RF  HARAPPA(原っぱ)

屋上に設けられたHARAPPAからの眺め、奥に見えるは浄真寺(九品仏)の緑です。         西側には遮るものがなく眺望が開けており、空気が澄んでいるときは富士山が見えるそうです。低層の住宅街になるので、プライバシー等の観点から住宅街に向けての撮影は禁止されています(上掲写真は加工してあります)

B2F PEACOCK STORE

最後は、B2Fに入っているピーコックストアです。

まず、自転車置場は地下1階及び2階に計250台分設けられており、2台の専用エレベーターで降ろす形になっています。従前のピーコックは、お店の前に駐輪ラックがありましたが、車体の大きな子供乗せ自転車を複数押し込んだりすると、どうしても雑然とした雰囲気になってしまうので、住宅街に近接した商業施設でありながら、生活感・日常感を捨象する為に、このような構成にしたのだと思います。

駐輪場の様子はこんな感じです。平日の午後5時頃に撮影しました。                エレベーターの大きさは、大型の子供乗せ自転車が2台入る位のサイズです。

学園通り側に設けられた専用エスカレーター。

エスカレーターを降りると冷凍食品売り場になっています。一般的にスーパーのレイアウトは、入ってすぐに青果売り場があって旬を感じさせる構成になっていることが多いので少し意外な感じがしました。自由が丘ではフランス発の冷凍食品専門店 Picard(ピカール)が営業していますが、コロナ禍当時の巣篭りで調理時間を短縮する為に冷凍食品を使うことがより一般的になったということが背景にあるのかもしれません。

冷凍食品のコーナーの隣は弁当・惣菜コーナーとなっており、ワンプレートでバランスの良い栄養が摂れるようなお弁当が売れているのが目につきました。分量から見て、高齢者の方を意識しているのかもしれません。

冷凍食品売り場の反対側が野菜売り場になっています。地下2階の駐輪場からの入口、エレベーターからの入口があるので、こちらも主動線という位置付けなのかもしれません。まずカット野菜のコーナーがあって、その奥に普通の野菜が売られていました。

レジは、最近の「まいばすけっと」と同様に無人レジが殆どで、有人レジは1ヵ所のみです。決済に係る部分をできるだけ省力化して、その分のマンパワーを顧客サービス等に振り向けるという考え方なのだと思います。経営主体であるイオンモールのプレスリリースには、これまで同社が多数手がけてきた郊外型のモールとは異なった「人と人との出会い」にこだわった商業施設を志向したとありました。  非常に興味深い施設なので、この記事の追加のような形で定点観測していきたいと思います。

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